2025/10/01
お客様に貢献することで、自分も成長できる。新卒3年目社員の「経営まで関わる営業」への挑戦
コンサルティング営業カーソリューション事業部主任黒川 寛太

今回ご紹介するのは、新卒入社3年目、現在カーソリューション事業部で活躍する黒川さん。就活を早くから始めた理由や、数ある企業の中からファブリカを選んだ決め手、入社後に感じたギャップややりがい、そしてこれからの目標について率直に語っていただきました。
「好きなことを仕事にする」「働く環境を大事にする」「成長できる場を選ぶ」。黒川さんが大切にしてきた考え方は、これから就活を進めるみなさんにとっても大きなヒントになるはずです。
CHAPTER
幅広い業界を見て、自分に合う道を探した就活期

——就職活動中は、どんな軸で検討していたんですか?
自分は大学2年生の頃から就活を意識して動き出しました。周囲と比べると少し早めでしたが、「就職活動では積極的に動いていかないと不利になる」という危機感を感じていたんです。だからこそ、早めに企業研究を始めて、キャリアセンターにある資料や先輩方の進路一覧なども活用しながら、自分なりに準備を進めました。
自分はとにかくいろんなことがやってみたい人間だったので、営業職、プログラミング、マーケティング、料理人など、今振り返るといろんなものに興味を持って就活していましたね。業界についても、父が車関連の企業に勤務していること、自分が車が好きという理由で最初は自動車業界に目を向けましたが、同時に放送局やホテル業界なども受けていました。
その中でも大切にしていた軸は「安定して長く働ける環境かどうか」でした。具体的には、転勤が少なく地域に根ざして働けること、収入や福利厚生が安心できること、そしてオフィスの環境が整っていて気持ちよく働けることです。こうした点を大事に考えながら、興味を持った会社は業界・職種に関係なく幅広くエントリーしていました。
——そんな中で当社を知ったきっかけと、興味を持った理由は何ですか?
ファブリカコミュニケーションズを知ったのは、かなりレアケースではあると思いますが、YouTubeがきっかけなんです!面接の時にも驚かれました(笑)当社が運営している「車選びドットコム」の動画を昔からよく見ていて、「そういえばこの会社は何をしているんだろう」と興味を持って。調べてみたら、自分の好きな車分野に関わっているだけでなく、ITやメディア事業など幅広いサービスを展開していて「面白そうだな」と思ったのがスタートでした。
他の会社では「ただ営業するだけ」という印象を受けることも多かったのですが、ファブリカは自動車業界を支える幅広い事業を持っている。ここなら自分の好きなことに関わりつつ、新しい挑戦もできるかもしれないと思いました。
当社の選考に参加した頃は実は他社内定も決まっていて、就活としては終盤だったのですが、そうした期待感から選考に進みました。
——最終的に入社を決めた決め手は何でしたか?
決め手の一つは、スピード感のある選考フローですかね。説明会から面接、内定までがスムーズで「この会社は勢いがあるな」と感じましたし、自分自身も迷わず決断することができました。もう一つはオフィス環境です。名古屋本社の休憩スペースやオフィスがとても綺麗で、「ここで働きたい」と素直に思えました。複数の内定がある中で、より働く環境が整っていて成長できそうな会社はどこかと考えた時、ファブリカが一番しっくりきたんです。
「安定して長く働ける環境」という就活の軸と、「好きな車に関わりながら新しい挑戦ができる環境」という期待、その両方に合致していたのがファブリカだったことが、最終的に入社を決めた大きな理由でした。
コンサル型営業で感じた、仕事のリアル

——入社後は、どのような仕事を担当しているのですか?
入社してからは、中古車販売店の方々に向けて業務効率化・収益向上を支援するためのソリューション提供と、その導入提案・活用支援を行っています。
当社ではただ「新しいお客様を取ってくる」ことだけが仕事ではなく、店舗の経営にまで深く関わるのが特徴です。たとえば「この車をこの価格で仕入れて、こうやって販売すると利益につながる」といった具体的なアドバイスをします。営業というよりも、パートナーとしてお客様と一緒にお店を成長させていく感覚に近いです。こうした仕事のスタイルは、入社前に思い描いていた「営業=ノルマのために新規獲得を繰り返す」というイメージとは大きく違いました。
——他にも、入社前のイメージとのギャップはありましたか?
良い意味でのギャップが大きかったです。まず一番驚いたのは、厳しいノルマがないことでした。もちろん目標は設定されていますが、個人が追い詰められるような雰囲気はなく、自分のペースで工夫して動けます。そのため精神的なプレッシャーが少なく、提案の質を高めることに集中できています。
一方で、入社当初に少し戸惑った点もあります。たとえば、福利厚生の一部が「思っていた内容と違った」ということです。自動車購入補助などは制度の適用範囲が限定されていたり、スキルアップのための書籍補助に対して現場によって認識に差があったりしました。実際に働いて初めて気づいたギャップですが、今では会社全体で改善が進んでいると感じています。社員の声を吸い上げて、改善に向けて動いてくれる会社だというのは良い点だと思います。
お客様の経営に深く関わる挑戦と、成長を実感した瞬間

——仕事においては、いつも何を意識していますか?
現場では、お客様の課題が一つひとつ違うため、毎回「どうすればこの店舗の売上や利益が伸びるのか」を考える必要があります。単にサービスを提案するだけでなく、仕入れや価格設定、広告の出し方など、経営全体を一緒に設計していく感覚です。
正直に言うと、最初は「そこまで踏み込んでいいのだろうか」と戸惑う部分もありました。ただ、提案した内容が実際に成果につながる経験を重ねる中で、自分のアドバイスが経営改善に直結することに大きなやりがいを感じるようになりました。挑戦の連続ですが、その分達成感も大きいです。
——「挑戦」について、他にもどんな取り組みをしていますか?
ここ数年で社内のAI活用推進もあり、積極的にAIツールを活用しています。たとえば中古車サイトの情報を読み込ませて価格の相場を分析したり、営業資料やグラフの作成にAIを活用するなどしています。自分の弱点であるExcel作業もAIに補ってもらうことで、より早く正確な提案ができるようになりました。
なぜこうした取り組みをしているかというと、営業としてお客様に信頼していただくためには「正確な情報」と「わかりやすい説明」が欠かせないからです。データに基づいた提案ができれば説得力が増し、自分自身の成長にもつながると考えています。
——挑戦を通して、成長を実感した瞬間はどんな時ですか?
お客様から「黒川さんの提案を実践したら車がすぐに売れたよ」と言っていただけた時は、本当にうれしかったです。自分が考え抜いた戦略が成果につながり、目に見える形でお客様に喜んでもらえたことで、「この仕事をやっていて良かった」と実感しました。
また、東京本部のオフィスは周りに意識の高い先輩や同僚が多く、AI活用や提案方法など常に刺激を受けています。その環境にいることで、自分も「もっと成長したい」という気持ちが湧いてきて、新しいことにどんどん取り組む意欲になっています。
これからのキャリアビジョン
——今後、黒川さんが目指していきたいことは何ですか?
私が大切にしているのは「経済的にも精神的にも自立した人生を送ること」です。そのために、まずはファブリカで営業としてしっかり実績を積み、お客様に信頼される存在になりたいと考えています。同時に、個人としては株式投資など資産形成にも取り組んでいます。社会人になって安定した収入を得られるようになったからこそ、今から将来を見据えた準備をしておきたいと思って行動しています。
自分の人生における長期的な目標のひとつは、自分の資産で自由に生きられる状態をつくることなんです。もちろん簡単なことではありませんが、仕事を続けながら少しずつ投資に挑戦することで、現実味が増してきたと感じています。さらに、もうひとつの夢は「自分の車屋を持つこと」です。私はずっと車が好きで、この業界に携わるのもその思いが根底にあります。ファブリカで学んだ営業力や経営改善のノウハウを活かして、いつか将来的には自分の店舗を持てたら良いな、とも思っています。
——その目標に向けて、今どんなことを意識していますか?
日々の営業活動を通じて、「お客様の経営にどう貢献できるか」を常に意識しています。これは、将来自分が経営者になる時にも必ず役立つ経験だと思うからです。また、AIの活用や新しい手法の習得にも積極的に取り組み、変化に対応できる力を磨いています。
ファブリカには挑戦を後押ししてくれる環境があるので、この環境を最大限に活かしながら、自分の人生目標にも少しずつ近づいていきたいです。
編集:小島 沙也子