1992年の創業間もないころ、車検代行サービスを立ち上げた時、初めてのお客様からいただいた「本当に助かったよ。ありがとう!」という温かい感謝の言葉と満面の笑顔が、今も私たちのビジネスの原点となっています。
当時の車検整備料金はとても不透明でしたが、当社ではお客様の来店時にお車をあらかじめ無料点検することで明確な見積りを算出し、不要不急な整備はお客様にお伝えした上で削減することで余計なコストを抑え、安価で安全な車検サービスを実現しました。
今でこそ当たり前となったサービスフローですが、事前点検と明確な見積提案はその当時では革新的なことで、多くのお客様に支持され、順調に事業が発展していきました。
当時、私はまだ20代前半の若輩者でしたが、お客様の課題を解決するにはどうしたらいいのか?お客様に心から喜んでいただくためには何が必要なのか?を四六時中考えに考え、仲間と議論に議論を重ね、そしてそのアイディアを一つずつ確実に実現させていくことで多くのお客様から「ありがとう」と言っていただき、自らの意思と行動によって自分自身が直接的に社会に貢献できることを実感しました。
もちろん全てのアイディアが成功したわけではありませんが、それでもその失敗を糧に諦めずに挑戦し続けることができたのは、初めてのお客様からいただいたあの言葉があったからにほかなりません。
当社は、祖業の自動車修理業から、高度な情報技術を活用したインターネットサービス業に大きく変遷しながら成長してまいりました。
主力の中古車流通業界のDX化を推進する「U-CARソリューション事業」、WEBメディアの運営やWEBマーケティングを担う「インターネットサービス事業」、そしてEC通販に特化した全自動CRMを展開する「アクションリンク事業」などがそれにあたり、さらにエンジニアが所属するプロダクト開発チームがそれらを支えています。祖業直系となる「オートサービス事業」もITを活用して業界を大きくリードするようになりました。
当社ではこのような事業の変遷と共に社員やお取引先様も増え、そして変化してきました。またこれからも時代の変化と共に大きく変わっていくものと考えています。
ただし、お客様の課題を解決するにはどうしたらいいのか?お客様に心から喜んでいただくためには何が必要なのか?を社員みんなで考え、議論し、そしてそのアイディアを一つずつ実現させていくことだけは変えるつもりはありません。
これは当社の原点であり、今も、そしてこれからも私たちが社会に対して果たすべき大きな役割と責任だと認識しているからです。
「ありがとう」という感謝の気持ちをもっともっと沢山いただけるよう、当社グループのミッションにある「デジタルの力で新たな価値を創造し、あらゆる組織と人々に貢献する」を目指し、社員全員で未来を切り開く真に価値のあるサービスの創造を続けてまいります。
代表取締役社長CEO
谷口 政人