2023/04/03
諦めていた企画職。チャンスを掴み、マーケターとして成長を続ける社員の働き方
マーケティング企画インターネットサービス事業本部花田 直美

就職活動中、ワークライフバランスと自分がやりたい仕事の間で揺れ動いた経験がある方は多いのではないでしょうか。マーケティングチームで活躍する花田直美(はなだなおみ)さんもその一人。彼女はこの狭間をどう乗り越え、入社後もどのような働き方をしてきたのか、詳しくお聞きしました。
CHAPTER
「自分のやりたい仕事」と「働きやすさ」で揺れ動いた就職活動

——花田さんは就活時、当社とは全く違う金融業界を中心に見ていたとお聞きしました。そんな中でファブリカを受けたきっかけは何だったのでしょうか?
そもそもは「金融業界に行きたい」と考えていたというより、自分が働きやすいと感じる環境が金融業界の企業にありそうだと思って視野に入れていた、という方が近いです。
というのも、就活当時から「自分が結婚したあと・ライフスタイルが変わったあとも働けるか」という点を念頭に置いていて。結婚となると女性が男性の働く地域に合わせることが多いため、居住地の融通が利くこと、また産休・育休がとりやすく、復帰後も仕事にやりがいをもって長く働けることを重視していました。
そうなると候補は必然的に大手企業に絞られ、その中でも自分が求める働き方に合っていそうと感じたのが金融業界のエリア総合職だったので、その一点に絞って就活していましたね。
その一方で、本当にやりたいと思う仕事は「企画」だったのですが、就活中は自分の希望は二の次になっていました。私の見ていた金融系企業では採用後ほとんどが営業職スタートで、企画職としての募集はなかったので…。
ファブリカを受けたきっかけは、今思えば大変失礼なんですが、面接練習のために受けさせてもらいました。
その頃、最終面接で落ちてしまうことが多く悩んでいたんです。ただ対策のために面接練習をすると、良いフィードバックばかり受けることが多く、なぜ最終面接で落とされるのか要因がわからなくて。自分なりに対策を考えた結果、第一志望の選考前に、とにかく色んな企業で実際に選考を受けて経験を積むことにしました。
その中でたまたま出会った企業の一つがファブリカだったんです。
——全くの候補外だったファブリカに、最終的に入社を決めた理由は?
一番の理由は、新卒入社でも企画ができることでした。
私は大手企業の選考ばかりを受ける中で、「企画がやりたい」という気持ちを諦めていたのですが、ファブリカの面接では「あなたはきっと企画に向いている。当社ではぜひ企画職としてやってみないか」と言っていただけたんです。
1年目から企画職に就けるんだと驚いたのと同時に、企画職を志望する気持ちが戻ってきて、最終的にファブリカに入社することを決めました。
また数多くの会社を受けてきた中でも、ファブリカは「他の会社と違うな」と感じる部分がたくさんありました。
一番印象的だったのは、ファブリカの内定をいただいた後、承諾するか悩んでいると正直に人事の方に打ち明けたところ設けていただいた対面面談。そこで「どうしたら花田さんはうちに入ってくれますか?」と言われて(笑)
本当に私という人材を求めてくれて、入社してほしいと強く思っていただけているんだと実感した出来事でした。
他にも、子どもを育てながら働く管理職の女性とお話しする機会もいただいて、ロールモデルとなる人がいる中で働けることにも魅力を感じました。
不安な社会人生活の幕開け。その中で感じたこととは

——ファブリカに入社後、花田さんが主に担当しているのはどういった業務ですか?
入社後はインターネットサービス事業本部のマーケティングチームに配属となり、主にWEBサービスのマーケティング業務を行なっています。
過去にはsymphony・SMSのインバウンド集客と車買取事業を、現在は2023年3月から事業譲受したアクションリンク事業のマーケティングを担当していて、サイトの改善やWEB広告運用などをしております。
——花田さんが入社された時期は、外出自粛などとても不安定な時期でしたよね。入社後の研修はどのように行ったのですか?
入社後の人事研修ではビジネスマナー、各事業部の説明や研修、物事の考え方などについて研修を受けました。
どれも社会人としての自覚を持つきっかけになったのですが、一番印象的だったのはクリティカルシンキング研修です。この内容を通して「思考を整理して考えること」を学び、これは今の企画の仕事にも役立っています。
また当時、入社式と2週間の人事研修はなんとか受けることができたのですが、その後1ヶ月半近く自宅待機の期間に入りました…。
テックブログでもその時の様子を書かせていただいたのですが、先行きが見えず不安な中、後悔がないように過ごしたい一心で様々なことに取り組んでいました。
——実際に入社してみて、ファブリカはどんな会社だと感じましたか?
まず、社内の雰囲気がとても良いことに驚きました。
入社前に持っていた社会人のイメージは「理不尽なことがたくさんある」だったのですが、配属先の事業部にはいい人が多くて、とても働きやすいです。
若手でも活躍できる場が用意されていて、積極的に新しいことや仕事に挑戦できることも良い意味でギャップでした。
また、自分が結婚するのを機に名古屋から大阪へ引っ越すことが決まった時、異動の希望にも柔軟に応えていただけました。
就活時にも気にしていた部分でしたし、「やりたい仕事をしながら、働きやすさも両立する」ために一緒に方法を検討してくださったことがありがたかったです。
企画、マーケターとして成長した3年間
——仕事をしていて、やりがいを感じた瞬間を教えてください。
symphonyのインバウンド集客マーケティングを担当していた際に、営業担当者から「インバウンドの問い合わせは、お客様が既に興味を持ってくれているので商談がしやすい。いつもありがとう」とお言葉をいただいた時は、本当に嬉しかったです。
自分の考えて行った施策が、現場の社員やお客様に喜ばれていて、会社の売上にも貢献できていると分かった時、とてもやりがいを感じましたね。
——ファブリカに入社後、自分が「変化」した、成長したと感じることはありますか?
勉強をよくするようになったと思います。
私は正直、勉強というものが本当に嫌いで、本を読んだりもあまりしない人間でした。ただ企画職やマーケターとして働き始めてから「もっとマーケティングのことを知りたい」と思うようになり、積極的に本を読んだりして勉強できるようになりました。
ファブリカには書籍購入補助・セミナー参加費用の補助など、社員が学ぶ機会を後押ししてくれる制度が整っているので、よく活用させていただいています。
そうして得た知識を仕事に役立てることで、さらに仕事のやりがいを感じることができてモチベーションにも繋がっています。
担当サービスやチームを牽引する立場として、成し遂げたいこと

——では最後に、花田さんが今後「挑戦」したいことや目標としていることを教えてください。
仕事で今一番の目標としているのは、チームを牽引する能力を身につけることです。
今まではひとりでサービスを担当することが多く、チームで行動する機会があまりありませんでした。現在はチームでサービスを担当する体制となり、ひとりで担当するよりも規模・数ともに多く動くことができるので、それだけ成果も大きくなる可能性を秘めています。
チーム体制を活かして効率よく、より効果的に仕事を進めていくために、一人ひとりの特性や得意分野などを把握して仕事内容を分担するなど、自分がうまくチームを率いる術を身につけたいと思っています。
機会があれば、新規事業の立ち上げにもマーケターとして関わりたいと思っています。ゼロから作り上げるというのは、自分にとって大きな挑戦である一方、大きな成長にもなると思います。
最終的には、ファブリカにマーケターとして新卒入社してくれた方に「花田さんを目指したい!」と思ってもらえるような社員になることが目標です!
※本記事掲載の情報は、公開日時点のものです。
編集:小島 沙也子