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ターゲットや目的を絞り込むことで、デザインはわかりやすくなる

ファブリカコミュニケーションズでデザインを担当しています。
今回はこれから「デザイン」を始めようとする人の不安が少しでも解消できれば、という思いで、デザインを始める人が必ずぶつかるであろう「デザインのターゲット」について書いてみました。

誰のためにデザインするの?

ファブリカコミュニケーションズに勤める前は、ある企業のご担当者様からいただいたご要望をもとに、Webサイトやチラシなどをデザイン(受託)する会社に勤めていました。

本来、「自社」であろうが「受託」であろうが、業務の発注元が違っても同じ制作物であれば「ターゲット」も「目的」も同じになるはずですが、「受託」の場合、発注元担当者のチェックがあり、その担当者の趣意に沿った制作物が「デザインのゴール」になることがあります。
そんな「受託のデザイン」を担当していた際、あるご担当者様から「万人に受けるデザインで」というオーダーを請けました。
「万人に受けるデザイン」っていったいどんなデザインなのでしょうか?

デザイナーとは、ターゲットや目的を明確にし、情報を整え、分かりやすくすることが主なお仕事です。
しかし、ターゲットが「万人」と言われると整理のしようがありません。つまり、どんなビジュアルが必要とされているのか担当者の方にヒアリングしながら作るしかありません。
発注いただくお客様の手前、その決定を覆す訳にはいかず、渋々お好み通りのデザインを作ることに…。

ターゲットや目的を絞ることで情報はわかりやすくなる

出来上がったサイトやサービスを実際に利用するのは、エンドユーザー(ターゲット)。
言葉にすれば当たり前の話ですが、担当の方の好みに寄り添うのではなく、エンドユーザーに寄り添ってデザインするべきなのです。

デザインを始めたばかりの頃、感覚的に感じていた違和感を言葉に出来ず、苦労した思い出が多々ありましたが、「自社サービスのデザイン」を経験することで、そういった過去の苦悩が払拭されました。
エンドユーザーに向いてデザインはされるべきです。
エンドユーザーではなく担当者の主観による指摘があった場合、デザイナーは発注元企業のためを思うからこそ、逆らうべきなのです。

ファブリカコミュニケーションズでは、デザインチームとマーケティングチームで協力し、ターゲット目線を常に意識し、迷うことなく使っていただける、わかりやすいデザインを目指し、日々制作しています。

新サービス「ユズカリ」のデザイン(5/17リリース)
車検や点検などの面倒をプロにお任せできる「カーリース」というサービスの特長から、「ユズカリ」を必要に感じていただける人の多くがクルマに詳しくないのではないか?という仮説を立て、出来るだけ「簡単さ」を感じていただけるよう、柔らかい親しみやすいサイトデザインを目指すことになりました。

余談ですが、サービス名は社内でアイディア募集して決まりました!
「ユズカリ」はユーズドカーリースの略称。
親しみやすさもあり、多数の候補の中から、こちらに決まりました。

ここからロゴという形にしていく際も、産みの苦しみはあるものの、楽しくもある作業。
「ゆず」をモチーフにしてもいいかな?
であればサイトのカラーはビタミンカラーに!
デザイナーとしての立場からアイディアを出しつつ、方向性がずれていないか都度相談し、仕上がったのがこちらです。

デザインへの他者の意見をどうとらえる?

デザインが仕上がった際、意見や指摘をもらうことがほとんどかと思います。
いただいた意見をすべて盛り込もうとすると、矛盾が生じたり、不可能なケースもあり、どうすれば良いか混乱してしまいます。
その場合はもう一度、この案件のコンセプトを確認してください。
わかりやすい?伝わりやすい?ユーザーのためになっている?

また、いただいたご指摘の中に感覚的な内容もあるかと思いますが、中には、わかりやすさに関係ない”好み”に関する指摘をいただくケースもあります。
そういったご指摘の中から、コンセプトを崩さず、デザインに落とし込むのがデザイナーの役割です。

デザインは相手への思いやりです。
ターゲットユーザーの立場になって、仕上がりを見てみることが大切です。

デザイナーという仕事

デザインという仕事に対して華やかなイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、実際に蓋を開けてみると、案外地味な作業が多々あります。
華やかなイメージを持たれる場合、多くはデザインとアートが一緒になっていることが多いかと思います。

アートは、なるべく制限のない状態で最大限の自己表現をすること。
デザインは、与えられた制限の中で求められる最大の結果を出すための問題解決のプロセスです。

もちろん「センス」は必要ですが、ものすごく突飛であったり奇抜な仕上がりを求められることはほとんどありません。
ここで求められるデザインの「センス」は、「使いやすい」「わかりやすい」など、目的に沿った情報整理のための「センス」です。

派手さや自由がないからつまらない?いえいえ、私はそこにも楽しさを感じています。
その縛られた条件で表現を整えていく過程、無駄を削ぎ落とし、わかりやすく伝えられる方法が見つかった時の嬉しさ、コンセプトに沿うことで生まれる美しさ。
目的である、「問題解決」に至ることももちろん嬉しいですが、整っていく過程にこそ、とても楽しさを感じます。

身の回りにあるものは、どうしてこのデザインになっているの?
そんな視点でまわりをみてみると、これからの「デザイン」の引き出しになることであふれていますよ。

結論

デザインは、万人受けを目指すものではありません。だれかの好みに寄り添うものでもありません。
ターゲットや目的を元に定めたコンセプトに沿って、情報を整理し、表現を整えていくのがデザイナーの仕事です。

また、デザインはたくさんの人の意見をまとめ仕上げていくものです。
すべてを一人で担当するわけではありません。

これからデザインを始める方が抱く不安を、少しでも取り除くことができれば幸いです。

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この記事を書いた人

おぎ
IS事業本部 デジタルマーケティング事業部 デザインチーム
おぎ

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