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新卒社員が「教え方のコツ」について聞いてみた。

初めまして、新卒1年目の滝本です。

入社して4か月が経ち、任される仕事が増えてきたことで様々な先輩方から仕事の説明や指摘、アドバイスをいただく機会が多くなりました。

その教え方も人それぞれですが、どの先輩方も分かりやすい説明をしていただけるので、教わる立場としてありがたい限りです。

ただその一方で、来年以降いざ自分が教える立場になったら「先輩方のように分かりやすく教えられるだろうか…」と少し不安に感じているところも正直あります(笑)。

なので、今のうちから「教え方のコツ」というのを理解しておけば、その不安を少しでも払拭できるんじゃないかな、と思った次第です。

ということで今回は、個人的に「教え方が特に参考になる」と感じた先輩社員3人に教え方について自分なりに気付いたこと、そして教え方について質問してみて分かったことを紹介していきます。

その1:良かった所に気付けるフィードバックの仕組み

「良い所はしっかり評価した上で、問題点を指摘してくれる」Aさんの場合

まずは、フィードバックの内容が分かりやすい、と感じた先輩社員Aさんの教え方について紹介します。

私が入社前に内定者アルバイト(長期インターン)としてWebメディアの編集部で働いていた時に、よく仕事を教えてもらっていたのがAさんでした。当時私は記事編集や校正、情報収集などの仕事を任されており、その成果物についてAさんからフィードバックをもらうことがありました。

私が感じたAさんの教え方の特徴は、「良くできていた所はしっかり評価した上で、どこが問題点なのか、改善方法は何か」という流れで説明してもらえることです。この方法でフィードバックしてもらえることによって、その仕事での反省点だけでなく、自分が気付いていなかった良い点についても理解することができると感じました。

では、Aさんは実際にどんなことを意識して教えているのでしょうか?自分が感じた教え方の特徴について確認した上で質問してみました。

教える相手に応じてどんな情報が必要か見つけ出す

Aさん曰く、教え方については下記の4つを意識しているようです。

①良くできていた所はしっかり評価した上で、どこが問題点なのか、改善方法は何かを伝える
②どうしてそれが必要なのかを理解してもらう
③絶対的な答えが決まっていないものに関しては、選択する裏付け出来るものを教えて考えてもらう
④人によって教え方を変える

言われてみると、記事の見出しや文章について言い回しに悩んでいた時に、②や③の方法で説明を受けて解決できていた記憶があります。自分では気付けませんでしたが、④の方法も一人一人に最適な教え方ができるようにするには大切かもしれません。

自分が感じた教え方と①~④の回答を踏まえて考えてみると、「教える相手に応じてどんな情報が必要か見つけ出す」ことがAさんの教え方の根底にあるように感じます。

その2:手順が分かりやすくなる説明の仕組み

「全体像から詳細の順に説明してくれる」Bさんの場合

続いて、説明の手順が分かりやすい、と感じた先輩社員Bさんの教え方について紹介します。

私が現在所属しているマーケティングチームで、メンターであるBさんから仕事の進め方について説明を受けたり、取り組んだ内容についてチェックしてもらったりしています。

Bさんの教え方は「全体像から説明して、その後に詳細部分を説明していく」という特徴があります。この方法で説明してもらえることで、初めて取り組む仕事であっても前提条件を把握しながら注意すべき点を明確にしてくれるため、説明の意図を具体的に理解できた状態で仕事を進められると感じました。

全体像が見えないと、その物事の理解が深まらない

Bさんが教える時に意識しているのは下記4点でした。

①全体像から説明して、その後に詳細部分を説明していく
②相手の出す意見は、否定せずそれを活かしてより良くする方法を伝えるようにする
③自分がOKを出したものは責任を持つようにする
④修正があるときは丸投げじゃなくて改善案も併せて伝えるようにする

「全体像から説明」する理由として、「初めに全体像を伝えることで、だれがどのように使っているサービスで、どんな意図があってこの企画を行うのかをしっかり理解してもらう意図がある。また、先々のことを考えたときに、全体像が見えていないままだとその物事に対していつまでたっても理解が深まらなくなってしまうから」とのこと。

「全体像が見えないと、その物事の理解が深まらない」言われてみれば当たり前に感じるかもしれませんが、これを意識して実践できるからこそ分かりやすい教え方になるのだな、と気付きました。

加えて、②や④のように自分の考えを踏まえた改善案を説明してもらえると、自分のアイデアが間違ってないんだっていう自信にも繋がりますよね。また、②の方法で自分ごと化することによって、より良い改善案を考えられるように習慣づけられるのも「教え方のコツ」として納得です。

その3:意図が理解しやすくなるアドバイスの仕組み

「目的を意識させた上で方法を説明する」Cさんの場合

最後に紹介するのが、アドバイスの内容が分かりやすい、と感じた先輩社員Cさんの教え方です。

最近では自分で企画を考える機会が多くなり、デザインに携わっているCさんに企画の訴求方法や構成についてよく相談に乗ってもらっています。

Cさんの教え方では、「その企画の目的を意識させた上で方法を説明」するという特徴があります。この方法でアドバイスしてもらうことで、その企画の意図について理解が深まり、考えるべき方向性が定まるため、納得した状態で説明を聞けると感じました。

デザイン=伝える=教える

Cさんに「教え方で意識していること」について質問してみると、私が感じていた教え方通りだったようで、そうする意図について説明してもらえました。

Cさん曰く、「予め目的を意識させることによって、もし修正箇所以外の部分で躓いた時でも、目的をもとに自分で判断できるようにさせる」という意図があるそうです。

また、「デザインに携わる立場として、『デザイン=伝える=教える』という意識があり、一人一人考え方が違っていたとしてもできるだけ認識が同じになるようにするために教え方を工夫している」とも答えてくれました。

Cさんの回答から、「目的を予め理解させる」意図がデザイン的な思考に基づいていること、そして職業柄で「教え方」に対する意識というのも変わってくるということが分かった気がします。

まとめ

今回は、新卒1年目の私視点で「教え方」について分析していきました。

質問してみて分かったことは、3人とも教え方の特徴は違えど、その根底にあるのは「教わる立場を理解して教えられるか」なのではないかということです。相手の考えを汲み取り、それを元にアドバイスや説明をすることで相手の考えを確認しながら教えられますし、教える側としても何を教えれば良いのかが分かりやすくなるのではないかと思いました。

まだ教わることの多い立場ではありますが、今回、先輩社員に教え方のコツを聞けたのは非常に良い機会だったと考えています。この先、新しく後輩が入ってくるまでに「教え方のコツ」をできるだけ会得していきたいです。

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この記事を書いた人

滝本 健人
プロダクト開発本部 開発チーム
滝本 健人

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