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ChatGPTでペルソナ分析を実施して気付いたこと

最近巷で話題の対話型AI「ChatGPT」。弊社でも日々の業務の中に組み込んで業務効率化に役立てています。

今回はそんなChatGPTをペルソナ分析に活用することで、本来のペルソナ分析の価値に気づいたお話です。

ペルソナ分析とは?

ペルソナ分析とは、ある商品やサービスを利用する潜在的な顧客層を想定し、その顧客層を具体的な人物像として定義することで、より効果的なマーケティング戦略を立てるための手法です。

ペルソナ分析では、顧客の年齢、性別、職業、趣味、ライフスタイルなどの情報を収集し、それらをもとに想定される顧客層の特徴を明確にします。

そして、その特徴にあわせて商品やサービスのデザインや価格設定、販売チャネルの選定、広告の内容や媒体の選定などを行います。

このペルソナ分析は商品やサービスの改善だけでなく、記事の執筆やコンテンツリライトにも非常に有用です。

その記事にアクセスしてくるユーザーのペルソナを明確にすることでよりユーザーのニーズを満たし、CVRの改善やSEOの向上を図ることができます。

何のためにペルソナ分析を行うのか

では何のためにペルソナ分析を行わなければならないのでしょうか?

それはただユーザーをイメージすることだけではなく、そのユーザー自身も気づいていないなりたい姿、つまり「潜在ニーズ」も掴むことができるからです。

私がペルソナ分析の重要性に気づいたのは自社コンテンツのリライトを行っているときでした。

もともとコンテンツリライトをする際にはペルソナ分析を行うようにしていましたが、本来のペルソナ分析の意味をしっかりと理解できておらず、ただ何となくターゲットの人物像を書き出すのみでした。

ChatGPTでペルソナ分析を実施して気付いた「ペルソナ分析の本質」

ペルソナ分析は重要とはいえ、なかなか手間がかかります。

そこで、ちょっとした好奇心で手を出したのがChatGPT。

SNSで、ChatGPTにペルソナ分析をやってもらうという投稿があったので、そのとおりにペルソナ分析をしてみました。

その結果、キーワードを検索するに至ったストーリーやいつまでにどうなりたいのか、顕在ニーズと潜在ニーズを仮定するところまでかなり精度高くペルソナ分析を行うことができました。

これを参考に記事を改めて分析してみると、検索ユーザーが本当に欲しているコンテンツがなかったり、検索順位上位を取れている他社のコンテンツはユーザーの潜在ニーズを満たすようなコンテンツが書かれているということがわかり、リライトの効果も高めることができました。

ここで、ペルソナ分析で大切なことはただユーザーの人物像を仮定することだけでなく、そのユーザーが何を知りたいのかではなく、「何を成し遂げたいのか」という潜在ニーズを仮定することであると気づきました。

潜在ニーズを意識しながらコンテンツリライトを行うことでユーザーも「記事を読むことで達成できること」を具体的にイメージしながら読み進めることができ、滞在時間の増加やその後のアクションが望めるのです。

リライトだけに限らず、皆さんも基本に立ち返ってペルソナ分析をしっかりと行うことで何か新たな発見があるかもしれません。

ChatGPTでペルソナ分析を行う際のおすすめプロンプト

私がChatGPTでペルソナ分析を行う際にいつも使っているプロンプトのテンプレートをご紹介しようと思います!

「〇〇」で検索するユーザーで最も多いと思われる「年齢、性別、年収、性格、職種」を予想してください。

その検索ユーザーが「〇〇」というキーワードで検索するに至った背景をストーリー性をもたせて考えてください。

その検索ユーザーが「いつまでに、どうやって、どのようになりたいか」を予想してください。

その検索ユーザーが求めている「顕在ニーズと潜在ニーズ」をそれぞれ3つ予想してください。

その顕在ニーズ、潜在ニーズを満たした上で、「どのようになると、その検索ユーザーは幸せになれるのか」を予想してください。

出典:Twitter

続けて記事の構成について考えてもらったり、LPや商品の価格設定などについて質問しても精度高く応えてくれることが多いので非常におすすめです!

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この記事を書いた人

大西祐
インターネットサービス事業本部 マーケティングチーム
大西祐

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