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株式会社ファブリカコミュニケーションズの取締役CTOに就任しました

初めまして。

2023年7月より、株式会社ファブリカコミュニケーションズの取締役CTOに就任しました、渡辺 友太と申します。

副社長の近藤からプロダクト開発本部を引き継ぎ、開発組織及び会社全体の技術面を管掌します。

ファブリカコミュニケーションズについて

ファブリカコミュニケーションズでは、中古車ビジネスの総合プラットフォームである「symphony」を筆頭に自動車修理、板金塗装、レンタカー事業それぞれでBtoB向けのシステムを提供しています。

一方で、BtoCでは、中古車検索サイト「車選びドットコム」や自動車ニュースマガジン「CarMe」等のサービスを運営しています。

またこの春には、事業譲受によりEC通販のための全自動CRM・MAツール「アクションリンク」、子会社 Sparkle AI (株) の設立によりAI・LLMの研究開発にそれぞれ取り組んでおります。

今後も既存事業の領域にとらわれず、新しいサービス・プロダクトをリリースしてまいります。

プロダクト開発本部について

サービス・プロダクトが多岐にわたるのと同様に、プロダクト開発本部が扱っている技術も広範囲にわたります。

例えばフロントエンド1つとっても、iOS/Androidのネイティブ開発から、TypeScript/NextJSで書くようなモダンなWeb開発、サーバサイドのフレームワークに合わせたテンプレートエンジン上での実装等様々です。

PHPを中心とするバックエンドは、独自フレームワーク及びCakePHP等のオープンなフレームワークの両方を採用しており、最近ではNodeやPython、Rustで書く機会も出てきました。

デザインは、ランディングページやBtoC向けのキャンペーンバナーを作るといったマーケティング的なものから、アプリのUI/UXを設計するプロダクトデザイン的なもの、BtoB向けの管理システムを考えるような業務設計的なものまで幅があります。

システムや業務を支えるインフラはオンプレ・クラウド双方を構築・運用しており、AWSやAzureといったIaaSだけでなく、FirebaeやHeroku、Vercelをプロダクトに合わせて選定しています。

開発組織やそのメンバーにとって、専門領域を持ちながらも守備範囲が広いというのは、良いことだと感じています。

必ずしも、最新技術を使うことがユーザや事業にとって最善でなかったり、また様々な制約上選択できなかったりすることが、現実には多々あるものです。

AWSの最新サービスを用いて環境を構築・運用するスキルがある一方で、オフィスのLAN配線やネットワーク構築を全て自前でやる、いざとなったらデータセンターのハードウェア交換も自分でできますよ。というような、これまでの技術的な歴史や原理的な部分に関する理解や技術を持ち合わせながら、客観的に目の前の課題解決に取り組んでいけるチームでありたいです。

このような、多方面に分散しているトピック、そして、課題に日々日々向き合っているメンバーをまとめ、より良い組織づくりと、価値提供を進めていきたいと考えています。

取締役CTO 兼 プロダクト開発本部として取り組みたいこと

ファブリカコミュニケーションズの取締役として、またプロダクト開発本部長として、以下のテーマ・取り組みを重視しています。

各個人のスキルや働き方、仕事の仕方の改善、効率化

プロダクト開発の技術や環境、手法は進化し続けています。

言語やフレームワーク、ツールは絶えずバージョンアップされ、それらを使う開発環境や手法も、生成系AIの活用によって、これまでとは違った開発者体験が生まれてくるでしょう。

各自に求められるスキルや役割も変化し続けています。ある特定のポジションが表す仕事内容が拡大あるいは移り変わったり、組織の中で新しい名前のついた役割も生まれてきています。

このように、目的を達成するための手段が移り変わる中で、各自が変化し、またスキルアップすることは欠かせません。それを、チームとして、継続投資・支援できる環境も整えたいと考えています。

チームとしての開発者体験の向上や、システムのモダナイズ

チーム内の各自とともに、チーム全体としても変化・成長していくために、開発者体験の向上は最も重要な課題の1つです。

出来るだけ自動化され、効率的に開発できる環境の構築。また、その実現を後押しする技術選定や、既存システムのモダナイズ。

プロダクト開発において、顧客・ユーザにより多くの価値を届けることができるチーム・組織体制。そして、これらの取り組みを後押しする、より明確なキャリアパスや評価制度の整備に取り組んでいきます。

開発・運用しているシステムが多岐にわたる状況では、どうしても技術負債やレガシーなシステムが生まれてしまいます。

これらを、うまく新陳代謝させることが、開発者体験の向上に大きく寄与するだろうと考えており、システムのモダナイズについては、継続的に取り組みたいです。

アウトプットではなく、アウトカムを提供できる組織に

私たちが目指すべきなのは、ユーザにとって本当に価値ある、愛されるプロダクトをユーザ目線で作り上げることです。大切なのはアウトプットよりもアウトカム。

目標は、「指示通りに作る」や「量産する」ことではなく、ユーザや顧客にとっての真の価値と結果を提供することです。

この目標を達成するためには、プロダクト開発本部内だけでなく、社内の他部署の各チームと積極的に連携することが重要です。

そのようなチームや機会が身近に存在することが、私たちのような事業会社の強みでもあります。技術的な制約や選択は、エンジニアでない人々、またはプロダクト開発部以外の人々にとっては理解や納得が難しいこともあります。

そのような状況においても、一緒に考え、全員が一丸となってユーザに価値を提供できるようなプロダクト開発本部および会社にしていきたいです。

最後に

ファブリカコミュニケーションズでは、「テクノロジーで社会の課題を解決する」をミッションとし、まだまだDX化が遅れていたり、またテクノロジーの助けが必要な分野、トピックに対して、必要とされるサービスや機能を提供していくことに興味のある仲間を募集しています。

フリーランスの方や開発会社の方、副業や転職を考えている方など、どなたでも大歓迎です。お気軽にご連絡ください。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

ファブリカコミュニケーションズで働いてみませんか?

あったらいいな、をカタチに。人々を幸せにする革新的なサービスを、私たちと一緒に創っていくメンバーを募集しています。

ファブリカコミュニケーションズの社員は「全員がクリエイター」。アイデアの発信に社歴や部署の垣根はありません。

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この記事を書いた人

渡辺 友太
プロダクト開発本部長兼CTO
渡辺 友太

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