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ワールドコイン認証にいってみました

2024/05/07 テクノロジー

おやすみを利用して、友人から紹介されて気になっていたワールドコイン(WLD)の虹彩認証にいってみました。

あまりどんな感じで登録することが出来るのかなど、まとまっていなさそうだったので簡単にどんな感じで認証が進むのか、紹介します。

ワールドコイン(WLD)は「AIを用いた技術の台頭により、インターネット上で人とAIの見分けがつかなくなる未来に備え、全ての人々がグローバルな経済に参加し、恩恵を受けられるようにする」という理念の元生まれた暗号資産(仮想通貨)プロジェクトです。

最近Open AIのCEOに復帰したサムアルトマン氏が設立した、Tools For Humanity(ツールズ・フォー・ヒューマニティ)が立ち上げたプロジェクトということでご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。


仕組みとしては、個人の虹彩情報を専用の機器で認証、その認証情報に対して「World ID」と呼ばれる人間であることを証明するためのデジタルIDを発番する、というものです。

皆さんもTwitter(X)のリプライ欄などで人間に擬態しようとしているbotなどを見かける機会も多いと思います。

虹彩認証などにより、人間であることが特定されたIDとSNSアカウントのIDが紐づけばbotの排除なども容易にできるようになりそうです。

例えばマインクラフトのユーザー認証が「World ID」で行えるようになっており、一部では既に利用されている技術です。

認証以外にできることとして、「World ID」が発番されたユーザーは「Grant」と呼ばれる定期的なトークンの配布を受けることが出来るようになります。

同取り組みでは「AIを用いたグローバルなベーシックインカム」も目的に含まれており、「Grant」により配布されるトークンを積み上げていくことで、収入を得ることもできるようです。

ただし、先にも記載した通り、これらの恩恵を受けるためには虹彩情報の登録が必要なため、最近ではスペインで一時的に取り扱いが禁止されるなど賛否両論ありそうな技術ではあります。

ただ、面白そうな取り組みだったので、参加してみることにしました!

まず、ワールドコインプロジェクトに参加するためには、「orb(オーブ)」と呼ばれる専用の機器が設置されている施設にいき、虹彩情報を登録する必要があります。

実際に身体を動かして登録しに行く必要があるため、ダミーの虹彩情報を登録するなどの不正が出来なくなっているようですね。

徐々に設置場所は増えてはいるものの、日本国内で登録できる施設はまだ以下の6都府県に20か所程度しかないため、この時点で登録のハードルが少し高いかもしれません。

・東京都

・神奈川県

・愛知県

・大阪府

・京都府

・福岡県

幸いにして僕の場合、会社の近くに取り扱っている施設があったため場所的なハードルはクリアできました。

今回登録しに伺わせて頂いたのはNFT barの「RELiC」さんです。


名古屋で登録できるのは現状「RELiC」さんのみでしたが、会社から10分圏内と近くにありラッキーでした。

「RELiC」さんの場合、予約は不要だったものの登録できる曜日や時間が決まっていたため事前の確認は必須になりそうです。

僕の伺った日は12時から登録開始だったため、12時ちょうどについたところ、既に20人程度の行列ができていました。

正直そこまでまだ知られていないのでサクッと登録できるだろう、と思っていたので想定以上に人が多く驚きました、、笑

実際に並んでいる方を見ると、年齢も性別も国籍も様々でプロジェクト思想通りな感じがします。

整理番号ごとに呼び出し、とのことだったので一旦お店を後に。


整理券のデザインがかわいい

整理番号はRELICさんのLinktreeから確認できました

おおよそ30分程度で僕の番号が来たので再度店舗へ。

店内にはワールドコインについての説明が記載された用紙や、虹彩情報を登録するまでにapp上で行っておくべき設定手順書もあり、お店の方のサポートがなくてもサクサク設定を進めることが出来ました。

もろもろの設定が終わったところで実際に虹彩情報の登録です。

まず設定を進めるとワールドコインapp上にQRが表示されるので、それを「orb」に読み込ませます。

その後についに虹彩情報の登録です。

登録は「orb」から50㎝くらい離れたところに立ち、「orb」を見つめるだけです。

時間にして10秒程度で登録が完了しました。

登録完了後はappの画面でIDが発行されたことを確認し、問題なければ完了になります。

認証時の注意点ですが、コンタクトがあると認証できないため外した上で登録を行う必要があるようです。

また、目の色素が薄いなどの場合は虹彩の登録が難しいようで、ちょっと登録に時間がかかるかもしれません。

多少待ち時間はあったものの、それを除けば登録に要する時間は5分程度とかなりスムーズに登録することが出来ました。

先にも記載しました通り、国内で登録できる場所は限られているものの、興味のある方は旅行がてら登録してみるなどしてもよいかもしれません。

ワールドコインのプロジェクトは現状試験段階であるものの、現在のAI技術の発展速度を考えるとこの技術が実用されるようになるのも思ったより早いかもしれないと感じました。

ただ現状乗り越えなければいけない個人情報観点の問題など課題もあると思うので、今後どうなっていくのか気になるプロジェクトでした。

余談ですが、めちゃめちゃ内装がおしゃれでよかったです。仮想通貨払いとか対応していて、近未来を感じました。会社近くにこんなお店があったとは、リサーチ不足でした、、。

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この記事を書いた人

木谷 砂知
プロダクト開発本部 企画チーム
木谷 砂知

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