今日からクリエイターになるための3つのステップ
小説や音楽、映画などなにかを生み出す「クリエイター」は、やはり響きがカッコいいもの。
これらのコンテンツを鑑賞していると自分もいつかクリエイターになってみたいと考える方は少なくないでしょう。でも自分にはそんな才能はないし、どう努力したらいいか分からない。そんな方に、現在、Web編集者として働いている私が、クリエイターになるための3つのステップを紹介します。
クリエイターとは「他人の課題を解決できる人」

まず、クリエイターとはどんな人なのか考えてみましょう。クリエイターと一口に言っても、小説家や、ミュージシャン、Webクリエイター、YouTuber、インスタグラマーなどなど多種な職業がありますが、その共通点をあげるとすれば、私はコンテンツを使って「他人の課題を解決できる人」だと思います。
例えば、YouTuberだったら、家電の購入に迷っている人にレビューを提供してあげたり、小説家だったら、余暇を楽しみたいと思っている人に、素敵な物語を届けたりなど。それぞれアプローチは違いますが、他人の課題をコンテンツを使って解決している訳です。
重要なのは、映像を撮れたり、上手い文章が書けるといった人=クリエイターではないということ。いくら映像の技術が高くても誰も興味がない商品のレビューだったら再生回数は伸びないでしょうし、メッセージ性が薄い小説は文章が上手くても売れないでしょう。クリエイターになるには、技術よりも他人の課題を発見する力の方が重要なのです。
STEP1:まずは自分の課題を解決する
では、他人の課題を発見するにはどうしたらいいのでしょうか?一番の近道は、まず自分の課題を発見することです。自分の悩みや課題は自分だけのものだと思いがちですが、ひとりが気になることはだいたいみんながおんなじことを考えているものです。

例えば、自分はよく一人でお酒を飲みに行くのですが、あまり知らない店に入ると、バーテンダーがもの静かな人で話しかけづらくさみしく飲んだりします。このときに、「今日のお店はあわなかったな」と悩むのではなく、自分の課題として捉え、「ひとりで楽しく飲めるバーはないかな」と考えてみるわけです。
私の場合は、とりあえず「バー 遊べる」などのキーワードでググって調べてみました。そして、ゲームバーなるものを発見。週末はお酒を飲みながらお店の常連とボードゲームを楽しんでいます。
この課題を見つけてから解決するまでの流れがクリエイティビティの源泉となります。
STEP2:自分の体験を人に共有する。
自分の課題が解決できたら、その体験を人に伝えるということをします。単に人に話すというのもいいですが、体験をコンテンツ化するのがおすすめ。体験をコンテンツ化できたらもうクリエイターの第一歩は踏み出しているといっていいでしょう。
コンテンツ化する際に一番敷居が低いのは、ブログを書いてSNSで発信すること。動画編集のような特別なスキルを学んだり、カメラを購入したりなどの初期投資を掛けたりする必要もないからです。自分はよくnoteでブログを書いています。

まずは文章の上手さなどは気にせずに書いてみましょう。SNSでの発信をおすすめするのは、ブログの反応が見られるというのもありますが、アウトプットする恥ずかしさに慣れることができるというメリットもあります。
ちなみに、文章構成で悩んだ場合は、以下の流れで書いてみてください。
- 自分の課題(ex.一人で行っても楽しく飲めるお店ないかな)
- 課題に対して自分が行動したこと(ex.みんなで遊べるバーを探して行ってみた)
- その結果(ex.ゲーム友達ができました)
課題→行動→結果の順番で書けば一応最低限の流れはできます。
STEP3:アウトプットしたものを元に発想を広げていく
ブログ更新などに慣れてきたら最後に発想を広げていく訓練をしてみましょう。自分が書いた記事を元にネタが量産できないか考えてみるのです。

例えば、上の体験を元に自分なら5つのネタを考えつくことができます。
- 名古屋駅周辺でひとり酒を楽しめるお店を5つ紹介
- 【密かにブーム!?】お酒だけでなくゲームも楽しめるゲームバーとは?
- ひとりで行くと退屈するバーにありがちなこと
- バーで友達を作るコツ
- 普通のバーに飽きたら行ってみたいバー5選【怪談バー、巫女さんバー、説法バーなどなど】
どのネタもバーのネタという点では同じですが、少し違った記事に見えますよね。こうして、発想を広げる訓練をしていけば、ちょっとした体験からいろんなこと発想できるようになっていきます。
まとめ
今回はWeb編集者の視点で文章を事例に解説していきましたが、大事なのは「課題の発見・解決」→「共有」→「展開」の3つのステップ。この3つのステップを押さえれば人の役に立つアウトプットができるはずです。
また、現在は、ライター以外のクリエイターでも、雑誌やWEBメディアの連載を持っており、文章力も必要とされる時代です。自分はあまり文章を書くことが苦手という方も一度、ブログに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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