執筆や思考整理に便利!アウトライナーの魅力を紹介
長い文章を書いている時に、自分の言いたいことが分からなくなってきます。そんな時に、味方になってくれるのが「アウトライナー(アウトライン・プロセッサー)」というツールです。
アウトライナーを使えば、文章が書くのが苦手な方も比較的文章が書きやすくなりますし、タスクリストのような使い方も可能です。
そんなアウトライナーの魅力を、記事のライティングや編集業務をしている私が紹介します。
アウトライナー(アウトライン・プロセッサー)とは?
アウトライナーとは、主に文章の見出しを考える時に使うツールです。見出しの下に小見出しを作成し、階層を深くしていったり、見出しの上下を入れ替えたりすることができます。
また、以下の画像のように見出しを折りたたみ、文章全体の構成を見渡せるのも魅力です。
会社では記事の構成をスプレッドシートで共有しており、使用する機会がないのですが、私はプライベートで趣味の小説を書いたり、深く物事を考えたり、アイディアをまとめたりする時によく使います。
今回は、アウトライナーの一つ、WorkFlowy(ワークフローウィー)を用いて解説します。
アウトライナーは思考の整理に使える!
アウトライナーを使って実感できるのは、思考を整理しやすくなるということです。具体的に文章を書くときにどう使っているかを説明します。
STEP1.とにかく書きたいことを箇条書きで書く。
まず、文章を書き出す前になんとなく今、書こうとしていることをダーッと箇条書きで、書き出します。イメージでいうと、ブレストをする感覚です。
うまくやるコツは、短い一文で、とにかくたくさん書くこと。情報の要不要はあとで整理すればいいので、とにかく書き出します。
こうすることで、文章が書けないという苦手意識を減らすことができます。
STEP2.仮の見出しを付けていく
※上の画像は、作成途中のアウトラインです。
ある程度、箇条書きが溜まってきたら、今度は似ている内容の箇条書きを集めて、仮の見出しを作っていきます。見出しをつけることで大体の記事の流れが固まり、どんな内容の記事にするか、決まっていきます。
このやり方は「テーマは決まっているけど、見出しを何にするか決まらない」と言ったときに便利で、とりあえず、思いついたことを書き出して溜めておいたり、関連資料のURLを貼り付けておいて、後で分類したりすることもできます。
文章を書く以外にもこんな使い方が可能
その1.タスク管理に便利
このアウトライナーですが、前述した通り、文章を書く以外の使い道もあります。そのうちの一つが、タスク管理です。
まず、自分は「index」というファイルを作成し、自分のやるべきことを逐一書き出し、タスクリストを作成します。
そして、GTD(Getting Things Done)というタスク管理術を参考に、「ゴミ箱」、「いつかやる/たぶんやる」、「資料フォルダ」、「プロジェクトリスト」、「連絡待ちリスト」、「カレンダー」、「次に取るべき行動リスト」、「ルーティン」といった見出しに仕分けしています。
こうすることで、やるべきことを忘れるのを防いだり、並び順で優先順位を決めたりすることができます。
元々、私は複数のタスク管理が苦手なのですが、タスクが発生するたびにアウトライナーにメモをし、分類することで、次に何をすべきか悩むことが大分減りました。
その2.メモ帳としても便利
その他にも、メモ帳としても使っています。例えば、複雑なことをまとめるときに、内容を階層で整理することができ、かつ途中で新しい情報を追加することも可能です。
上の画像は、ITエンジニアについて調べたときのものですが、まず、自分が知らない単語を箇条書きのリストにして、その下の階層に調べたことを書いています。
メモは、WordやEvernoteでもまとめられるのですが、個人的には、アウトライナーでまとめる方が好きです。その理由は、WordやEvernoteは、見出しを設定しないといけないからです。
アウトライナーはマウスで項目を移動できるため、見出しと項目を入れ替えるのも簡単。混み合った内容をまとめるのに向いていると感じます。
アウトライナーには無限の可能性がある!
アウトライナーは今回紹介した以外にも、作業の手順書や、料理のレシピなどをまとめるのにも便利です。リストの前後を入れ替えることができるので、工程を入力して、並び替えることも可能です。
その他にも、項目を閉じたり、展開することで、パワーポイントのように使用しているYouTuberなどもいます。アウトライナーには、まだまだ無限の可能性があるのです。
今回紹介したアウトライナーの使い方は『アウトライナー実践入門 ~「書く・考える・生活する」創造的アウトライン・プロセッシングの技術』、『ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論』を参考にしています。
おすすめのアウトライナーや、使い方が紹介されているので、皆さんもぜひこれらを参考にアウトライナーを使用してみてください。
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