GoProを使いこなす
こんにちは。メディアチーム所属の茂利です。
「アクションカム」と呼ばれる小型カメラは、旅行・アウトドアアクティビティ・VLOGなど様々な場面で活用され、一般ユーザーに限らずプロフェッショナルの映像制作者も仕事で用いることがあります。
そのような驚異の汎用性を秘めたアクションカムは、一般ユーザーがRECボタンを押すだけで簡単に綺麗な映像を撮れるのが特徴。カメラが撮影環境を即座に認識し、露光や環境音、さらには撮影者の動きにまで適応し滑らかで綺麗な映像を収めてくれる高性能なカメラなのです。
そんなアクションカムには、RECボタンを押す以外にも、潜在能力をさらに引き出すためのテクニックがあります。
カメラ任せではなく、自分が撮りたいシチュエーションで、思い描いた通りの画角、映像美で撮りたい…そのような方のために、アクションカムのひとつである「GoPro」で明日から試せる筆者愛用のテクニックをご紹介します。
カメラ任せ脱却の第一歩!「ビデオ設定」
「RES│FPS」
「RES」はシンプルに言うと「動画サイズ」のことです。例えば「4K」であれば3840×2160ピクセル、「1080」は1920×1080ピクセルとなります。
きめ細かい映像を撮りたければ4K一択ですが、データ量が大きくなってしまうのが難点です。
「FPS」はframes per secondの略で、フレームレートと言います。この数字が大きいほどコマ数が多くなり、滑らかな映像となります。
30fpsや24fpsが一般的ですが、スロー再生などを楽しみたい場合は120fpsや240fpsで収録しておくと良いでしょう。ただしFPSが大きいとデータ量は大きくなります。
明るさの調整
モータースポーツシーンで車内にGoProを設置する方も多いでしょう。
窓の外の景色が白飛びしてしまう…といった現象に困った方はいないでしょうか?

これは内装の部分(暗い部分)にカメラが露光を適応してしまい、収録したいはずの窓の外の景色(明るい部分)が明るすぎる状態になっているのです。
このような場合は、露光を適応させたい部分(窓の外)のスクリーンを長押しすることで、露光を調整することができるのです。

動画編集をするつもりであればハイライトの調整で後で修正することもできますが、素材が綺麗に撮れていればその手間も不要になります。収録時に露光をチェックする習慣をつけておくとよいでしょう。
ビデオ安定化機能の調整
アクションカムには優秀なスラビライズ機能が搭載されています。撮影者の動きによって生じる映像のブレを常にカメラが補正し、スムーズでブレの少ない映像にしているのです。
ところが、この機能が意図せず邪魔になってしまう場合があります。
例えば、モータースポーツシーンで車載カメラとして使用する場合、横Gがかかると画角が横Gと反対方向に向いてしまい、クルマの進行方向と逆に映像がズレてしまうのです。
このような場合はビデオ安定化を弱い方向に調整するか、オフにしてしまうのが良いでしょう。
マウントを使い分け、思い通りの場所にカメラを設置!
ラージチューブマウント(旧ロールバーマウント)

モータースポーツシーンで(筆者の趣味がモータースポーツであるため、この場面を例にすることが非常に多いです…申し訳ございません。)ロールバーを装着したクルマに乗るなら、この上ない設置方法と言えます。
サクションカップ

ロールバーを装着していないクルマの場合、サクションカップ(吸盤)を使って窓に固定することができます。さらに窓だけでなく、ボディ等あらゆる場所にも貼り付けることで迫力の映像を撮ることができます。
ヘルメットマウント
一人称視点の映像が撮れることがアクションカムの最大の魅力です。
ヘルメットに装着することで、自分の視点を視聴者に追体験してもらうことができます。
ヘルメットを被らない場合でも「ヘッドストラップ」を使用することで頭部にGoProを装着することができます。
音にこだわる!外部マイクを接続する方法
映像にこだわるのであれば、「音」は重要な要素になります。臨場感のあるサウンドを収録することで、映像の迫力は増してくるでしょう。
アクションカムはスペース効率の関係でどうしてもマイクの音質が不十分になりがちですが、それを補うためのアタッチメントがあります。
GoPro公式サイト:HERO8 Blackメディアモジュラー
「メディアモジュラー」はGoProに高機能の指向性マイクを装着するためのアタッチメントです。2つのコールドシューマウントも装備しているので、外部マイクも接続できるのが強みでしょう。
アクションカムを使いこなすためのTipsをご紹介してきましたが、いかでしたか?
設定の内容を理解し、場面に応じて必要なアタッチメントを使うことでより映像収録が楽しくなるでしょう。
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