全世界で話題沸騰中!!NFTについて解説
最近NFTをテレビなどで見る機会が増えてきましたね。
一年前はニッチな市場でごく一部の人たちでわいわいしていましたが、NIKEやGUCCIなど海外企業の参入でブームに火がつきました。
今回のテックブログでは、そんな話題のNFTについて解説してみようと思います。
<GoogleトレンドでみるNFTの勢運>
NFTとは?
NFTはブロックチェーン技術を使ったデジタルデータです。
デジタルデータの内容は、画像や動画、音楽など様々なものを記録することができます。
今一番人気なものは画像データを記録するデジタルアートで、オークションで数十億の値がついた作品もあるそうです。
最近では日本を代表するイラストレーター「さいとうなおき先生」の作品が約800万円で落札されました。
*「さいとうなおき先生」の作品:https://foundation.app/@NaokiSaito/brilli/6
ここで様々な疑問が浮かんできます…。
デジタルデータなら普通にパソコンに保存するだけでいいんじゃないの?ただのJPEGに大金出すなんておかしいよ...。NFTを買うメリットってなに?保有するメリットは?
そうです、NFTに使われている画像はいくらでもコピーできますし、好きな作品をダウンロードしてパソコンの壁紙にすることもできます。
印刷すれば部屋にも飾れますし、コピーした画像で同じようなNFTを作ることもできます。
そんなだれでも閲覧可能な画像データに何故価値つくのでしょうか…?
理由はただ一つ、オリジナル作品の希少性がブロックチェーン技術で担保されているからです。
どれだけインターネットに同じ画像の複製が出回っていたとしても、その作品のオリジナルは唯一しか存在せず、NFTの所有者がそれを持っていることを証明できます。
その希少性に世界中の投資家がお金を出し、価値がついているのが今のNFTです。
絵画を買ったときにシリアルナンバーが振ってあったら少しうれしいですよね。その感覚と同じです。
耐改ざん性のあるブロックチェーン、希少性を重要視するデジタルアート。相性が良いその2つが組み合わさったものがNFTなのです。
NFTの仕組み
では、このようなNFTがどういった仕組みで動いているのでしょうか?
ここではデジタル画像がどのようにNFTに記録されているかを確認し、基礎的なNFTの仕組みをご紹介します。
一般的に、NFTはイーサリアム系チェーン(EVM)で構築されることが多いです。
EVMではSolidityやVyperなどのプログラム言語が使われており、NFTを作るためにはそれらの言語でプログラムを書く必要があります。
数年前までは個々が自由なフォーマットでNFTを作っていましたが、作り方がバラバラのため2次流通する際に不都合が多々ありました。
それを解消するため、いまではERC721やERC1155といった規格で統一されるようになっています。
これらの規格では、画像のデジタルデータはメタデータに保存するよう決められています。
Openseaなどの売買プラットフォームでは、このメタデータを元に画像を表示しているのです。
メタデータはNFTのID毎に設定でき、1枚1枚ユニークな画像を割り当てるられるようになっています。
tokenURIにIDを入力すると中身を確認することができます。
実際の作品を例に確認してみしょう。
これはAzukiと呼ばれるNFTです。
*Azuki:https://www.azuki.com/
今年の年始にローンチされ、爆発的な人気を誇るNFTの一つとなりました。すべて横顔のキャラクターで統一されているのが特徴的ですね。
メタデータはNFTのID毎に設定でき、1枚1枚ユニークな画像を割り当てるられるようになっています。
tokenURIにIDを入力すると中身を確認することができます。
例えば #1 の画像を知りたい場合は、tokenURIに1を入力してみましょう。
なにやら外部リンクが出力されました。
これはIPFSといい、分散型ストレージのサービスになっています。アップロードしたデータはhash化されたリンクとなり改ざんされることがないため安全と言われています。
*NFTのプログラムを見れるサイト:https://etherscan.io/address/0xed5af388653567af2f388e6224dc7c4b3241c544#readContract
実際にアクセスすると特性や画像などのメタデータが表示されました。
ここのimageがNFTの画像本体になります。開いて確認してみましょう!
https://ikzttp.mypinata.cloud/ipfs/QmQFkLSQysj94s5GvTHPyzTxrawwtjgiiYS2TBLgrvw8CW/1
開けました!
Openseaで内容を確認してみると同じ画像が確認できます。
特性などもIPFSで確認した内容と一致していますね。
https://opensea.io/assets/0xed5af388653567af2f388e6224dc7c4b3241c544/1
いかがだったでしょうか?
NFTに価値がつく理由、NFTの中身が少しでも伝わっていれば幸いです。
今後web3やメタバースの発展により、NFTがより一層活躍できる未来が来るといいですね。
ご紹介したNFTはすべて高額で手が出ないものが多いですが、安いものでは1,000円から買えるものもたくさんあります。
最後に、弊社社員のご家族でNFTを開発・販売されている方がいらっしゃったのでご紹介します。
とてもかわいいコレクションですね。 コンピューターでの自動生成ではなく、手書きで書いているため一つ一つのクオリティが高くてびっくりしました。 値段も100ドルとお手頃(?)なのがとてもいいですね。
この記事でNFTの未来を感じた方は一度購入してみてはいかがでしょうか…?♪
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