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プッシュ通知をより効果的に配信するポイント

アプリやブラウザ上でWebサイトを訪れたユーザーがよく目にする「通知を許可しますか?」という案内。

サイトやアプリの通知を許可にすることで、自分が気になったコンテンツの情報をいち早くスマホやPC、タブレット等の端末に配信してくれるのが「プッシュ通知」です。

今回はそんなプッシュ通知の運用を半年間行ってきた私が、クリック率(開封率)を高めるために意識したポイントをまとめました。

※プッシュ通知サービスは、企業ごとに機能や仕様が異なるため、今回は私が利用したサービスの機能に基づいて紹介します。

配信する頻度・時間帯

予約機能があるプッシュ通知サービスでは、配信スケジュールをコントロールすることができるため、配信したい時間に”予約投稿”することが可能です。また、月の配信上限数内であれば、1日に複数回配信することもできます。

しかし、プッシュ通知はデバイスの通知センター等に、受信した時間順に溜まっていく仕組みになっているため、ユーザーが見逃してしまったり、他のプッシュ通知に埋もれてクリックされなかったりしてしまう場合があります。

そこで、まず配信する時間帯に気をつけてみることにしました。

運用を開始したときは、まばらになるように配信時間を設定していましたが、クリック率を確認すると朝・夕方の通勤時間やランチタイムの時間に高くなる傾向にあることがわかりました。

プッシュ通知の配信先はスマホユーザーが大半を占めるため、通勤時間やお昼休みの休憩時間にスマホを確認した際に見る人が多いのだと考えられます。

一方で、配信頻度を1日あたり5通送った月と1週間に2〜3通送った月で比較してみたところ、クリック率に差がなく、むしろ頻度を高めても配信する内容を精査すれば、逆にクリック率が伸びることがわかりました。

タイトルの”見せ方”

次に意識したポイントは、プッシュ通知のタイトルです。

プッシュ通知配信サービスでは、配信内容でタイトルとテキストを設定できる場合がほとんどです。

特にタイトルは最初に目に入りやすいため、ユーザーの興味を引くキーワード設定が必要となります。

また、サービスによって配信時のデザインは異なりますが、私が利用したプッシュ通知サービスだと、タイトルやテキストの文字数が多くなった場合に最初の十数文字を残して省略される仕様でした。

そこで、タイトルの冒頭でいかにユーザーの興味を引くキーワードを設定できるかが大切だと考えました。

私は主にCarMeというカーライフメディアで公開している記事について配信を行っているため、単純に記事タイトルをコピーするのではなく、記事のメインテーマとなるキーワードや関連性の高いキーワードを冒頭に設定するようにしました。

また、キーワードを意識するだけでなく、疑問文形式のテキストを冒頭に載せるなど、ユーザーが気になるような文言をタイトルに設定するようにしてみました。

その結果、記事タイトルをそのままコピーして配信した通知よりもクリック率がアップしたので、継続してタイトルチューニングを心がけています。

アイコンにアイキャッチ画像を設定

プッシュ通知ではタイトル・テキストの他にアイコン画像や拡大画像を設定できるサービスがあります。

私の利用したサービスでもアイコンが設定できますが、Webサイトのロゴではなく記事のアイキャッチ画像を設定して配信を行ったところ、クリック率が改善されました。

このアイキャッチ画像で配信する方法は、SNSでコンテンツ配信を行う際に、サイトのURLを入力するとアイキャッチ画像も同時に表示される仕様を参考にしています。

特にスマホユーザーで改善が見られたので、テキストだけでなくアイコンで関心を持ってもらうことができるのだと、新しい発見ができました。

最後に

細かい運用をコツコツ積み重ねることが大切だと実感した半年間でした。

1つ目のポイントで、配信の頻度がクリック率アップに繋がるわけではないことについて言及しましたが、このことから配信数ではなく、通知の内容(テキストや画像)を見てユーザーが精査していることがわかるため、中身がテンプレート化してしまわないようにすることがコツだと言えるでしょう。

プッシュ通知配信サービスを行っている企業のサイトを見ると、アプリやWebサイトを運営する会社でプッシュ通知配信サービスを導入している企業が事例として多く挙げられています。

自社サイトの流入獲得の一つとして、プッシュ通知サービスを活用してみることをおすすめします。

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この記事を書いた人

GT
インターネットサービス事業本部 KEチーム
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